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■学名:Piper nigrum

■科名:コショウ科

■抽出部位・方法:未熟な果実より水蒸気蒸留法にて採取。

■分布地域:

インド南西部原産。スマトラ、インド、サラワク、ブラジル、スリランカ、マラッカ、ボルネオで栽培。

 

– やる気と温もりを、香りでチャージ。–

 

🔥 特性・有用性(科学+感性のバランス)

ブラックペッパー精油は、スパイスの王様「黒胡椒」の果実から抽出される温かみとピリッとした刺激が共存する香りが特徴。 内なる活力を引き出し、身体の巡りを促す香りとして、朝のスタート・冷えケア・集中リセットなどに活用されています。

  • 💪 冷えと巡りに:β-カリオフィレンやリモネンが血行促進・加温作用を持ち、冷え性・むくみ対策に◎

  • 🧠 集中・やる気サポート:ピリッと刺激的な香りが脳を活性化し、朝のぼんやり気分にスイッチを。

  • 🍽️ 健胃・消化ケア:アーユルヴェーダでも知られる健胃作用で、食欲不振やお腹の張りをサポート

  • 💆‍♀️ 筋肉・関節のリリース:温感作用と鎮痛特性で、肩こり・腰痛・運動後のケアにも重宝されます。

✨「朝のひと吹き」「冷えた足先へのマッサージ」——香りで、動き出したくなる私へ。

 

🧭 歴史と伝承

古代インドではアーユルヴェーダ医学の健胃・浄化ハーブとして活用。 古代ギリシャ・ローマでは、香料・通貨・薬用として重宝され、 中世ヨーロッパでは“黒い宝石”と呼ばれ、高値で取引されるほどの価値を持っていました。

 

🌿 香りの特徴(気分に火をつけるスパイスノート)

  • 香調:スパイシー調 ◎ / ウッディ調 ○ / スモーキーさや土っぽさ △

  • 印象:鼻に抜けるような刺激と、じんわり温まる安心感が同居する香り

  • 心理的作用:内面のエネルギーにスイッチを入れたいとき、集中したい時に最適

 

🧪 主な芳香成分

β-カリオフィレン(20〜30%)

・スパイシーでウッディ、クローブ様、やや甘い

・抗炎症、鎮痛、カンナビノイド様、神経保護

リモネン(10〜15%)

・柑橘系、爽やかで明るい香り

・抗不安、抗うつ、気分高揚、抗炎症・抗酸化、抗菌・抗ウイルス

δ-3-カレン(5〜10%)

・甘くウッディ、松・シダー様、やや土っぽい香り

・抗炎症、骨形成促進(骨粗鬆症予防)、抗真菌作用、記憶保持・認知機能サポート

α-ピネン(5〜10%)

・松のような清涼感、森林系の香り

・抗炎症、気管支拡張、集中力向上、抗菌

β-ピネン(3〜6%)

・ウッディでややスパイシー

・抗菌、抗炎症、気分高揚

α-フムレン(1〜2%)

・アーシーでウッディ、ホップに似た香り

・抗炎症、食欲抑制、抗菌、鎮静作用

β-ビサボレン(0.5〜1%)

・バルサミックでウッディ、やや甘い香り

・抗炎症、抗潰瘍、抗菌、抗酸化

α-グアイエン(0.1〜0.5%)

・スモーキーでスパイシー、胡椒様の香り

・抗菌、香料としての香気強化、ロタンドンの前駆体として注目

 

🌿 ブラックペッパー精油の期待される作用と科学的信頼度

・抗炎症作用

 【期待される作用】炎症性サイトカインの抑制、NF-κB経路の阻害

 【主な関与成分】β-カリオフィレン、α-ピネン、フムレン

 【エビデンス・出典】Clinical Phytoscience Review

 【科学的信頼度】★★★★☆

 

・抗酸化作用

 【期待される作用】活性酸素種(ROS)の除去、細胞の酸化ストレス軽減

 【主な関与成分】リモネン、サビネン、β-ビサボレン

 【エビデンス・出典】IJPS Journal Review

 【科学的信頼度】★★★★☆

 

 

・抗菌・抗真菌作用

 【期待される作用】黄色ブドウ球菌やカンジダ属に対する増殖抑制

 【主な関与成分】α/β-ピネン、サビネン、α-グアイエン、フェランドレン

 【エビデンス・出典】Applied Microbiology Study

 【科学的信頼度】★★★☆☆

 

・鎮痛・鎮静作用

 【期待される作用】筋肉痛、神経痛、関節炎の緩和

 【主な関与成分】β-カリオフィレン、フムレン、ビサボレン

 【エビデンス・出典】[Journal of Alternative and Complementary Medicine, 2014]

 【科学的信頼度】★★★☆☆

 

・消化促進作用

 【期待される作用】胃腸の蠕動促進、消化酵素の分泌促進、便秘・下痢の緩和

 【主な関与成分】リモネン、α/β-ピネン、サビネン

 【エビデンス・出典】[Cell Biochemistry & Biophysics, 2013]

 【科学的信頼度】★★★☆☆

 

・抗うつ・抗不安作用

 【期待される作用】セロトニン調整、ストレス応答の緩和

 【主な関与成分】リモネン、フェランドレン、β-カリオフィレン

 【エビデンス・出典】Journal of Physiological Anthropology, 2024

 【科学的信頼度】★★★☆☆

 

・血行促進・温熱作用

 【期待される作用】血流改善、冷え性や筋肉疲労の緩和

 【主な関与成分】β-カリオフィレン、フムレン、α/β-ピネン

 【エビデンス・出典】[Clinical Phytoscience Review]

 【科学的信頼度】★★☆☆☆

 

・抗肥満・代謝改善

 【期待される作用】血糖値の正常化、脂質代謝の改善、肝機能サポート

 【主な関与成分】ピペリン、リモネン、フムレン

 【エビデンス・出典】[Clinical Phytoscience Review]

 【科学的信頼度】★★☆☆☆

 

・神経保護作用

 【期待される作用】認知機能の改善、記憶保持、神経炎症の抑制

 【主な関与成分】α-ピネン、β-カリオフィレン、δ-3-カレン

 【エビデンス・出典】[Clinical Phytoscience Review]

 【科学的信頼度】★★☆☆☆

 

 🔍 科学的信頼度の目安

  ★★★★★:ヒト臨床試験での再現性が高く、複数の研究で支持されている

  ★★★★☆:動物実験やin vitro研究で強い支持があり、伝統的使用とも一致

  ★★★☆☆:基礎研究や伝統的使用に基づくが、ヒト試験は限定的

  ★★☆☆☆:初期研究段階、または伝統的使用に基づく仮説レベル

  ★☆☆☆☆:エビデンスが乏しい、または一部の報告に限られる

 

🫧 使用シーンと暮らしへの提案

・朝の立ち上がりに

 【使用例】ディフューザーで1~2滴芳香

 【期待される作用】脳を覚醒、やる気にスイッチ

 

・冷え対策に

 【使用例】ベースオイル5㎖に1滴混ぜ、足裏や腹部に塗布

 【期待される作用】体の内側から温感アップ

 

・食後のケアに

 【使用例】ベースオイル5㎖に1滴混ぜ、胃の周りをやさしく撫でて塗布

 【期待される作用】もたれ・張りの解消サポート

 

・筋肉ケアに

 【使用例】肩・腰のアロマトリートメントに

 【期待される作用】巡りを促しコリを和らげる

 

🔔 使用上の注意

  • 皮膚刺激性があるため、原液使用は禁止し、必ず適切に希釈してください。

  • 妊娠中・授乳中の使用は控えるか、専門家にご相談ください。

  • 高血圧・発作の既往がある方は使用前に確認を。

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