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■学名:Citrus bergamia

■科名:ミカン科

■抽出部位・方法:果皮より低温圧搾法にて採取。

■分布地域:イタリア南部カラブリア地方を中心に、地中海沿岸の温暖な地域で栽培。

 

– 柑橘の優雅さが心を解きほぐす、安らぎと希望の一滴 –

ベルガモット精油は、フレッシュな柑橘の明るさと、ほのかなフローラルの上品さを併せ持つ香りが特徴。ストレスや不安をやわらげ、感情の波を穏やかに整えることで知られています。落ち込んだ気分をそっと引き上げ、前向きで安定した心へ導くその香りは、日常の中で心身を整える心強い味方です。
午後の一息や就寝前のくつろぎの時間に、また集中力を必要とするシーンにも、透明感のある香りがやさしく寄り添います。芳香浴はもちろん、夜のスキンケアやルームフレグランスにも適しています。

 

🧪 特性・有用性(科学+感性のバランス)

🌿 精神安定・抗不安:酢酸リナリルとリナロールが神経の緊張を和らげ、情緒を安定化。
😊 気分高揚:リモネンが前向きな感情を促し、抑うつ傾向を緩和。
🌬 呼吸サポート:爽やかな香りが深く安定した呼吸を促進。
🛡 抗菌・抗ウイルス:果皮精油特有の成分が空気清浄や感染予防に寄与。
💧 皮膚調整:脂性肌やトラブル肌を整え、透明感を与える。

 

🧭 歴史と伝承

ベルガモットの名は、イタリア北部の都市ベルガモに由来するとされ、17世紀にはすでに香水や医薬に広く利用されていました。特に南イタリア・カラブリア地方では、この果実が地域経済と文化の象徴的存在となり、香料産業を支えてきました。
伝統的には発熱、消化不良、皮膚炎症の緩和や、精神安定のための芳香として用いられ、貴族や王侯の香水にも欠かせない存在でした。また、英国では「アールグレイ紅茶」の香り付けに使われることで知られ、その香りは世界中に広まりました。
今日でも、ベルガモットは香水、食品、アロマテラピーにおいて、安らぎと洗練をもたらす香りとして愛され続けています。

 

🌿 香りの特徴(安らぎと前向きさを同時に誘う)

  • 香調:フレッシュな柑橘に柔らかなフローラルとグリーンのニュアンス

  • 印象:明るく上品で、透明感のある香り

  • 心理的作用:緊張をほぐし、穏やかで前向きな気分へ導く

 

🧪 主な芳香成分

  • リモネン(30〜45%)
     柑橘の明るく軽やかな香り/気分高揚、抗菌、抗炎症

  • 酢酸リナリル(22〜35%)
     甘く柔らかなフローラル香/鎮静、抗不安、皮膚調整

  • リナロール(5〜15%)
     優しい花の香り/鎮静、抗菌、抗炎症

  • γ-テルピネン(6〜10%)
     ややスパイシーな柑橘香/抗酸化、抗炎症

  • ベルガプテン(〜0.5%以下・光毒性成分)
     光感作作用/使用後の紫外線に注意

 

🌿 期待される作用と科学的信頼度

 【科学的信頼度】★★★★☆(小規模ヒト試験が複数、再現性は概ね良好だが大規模RCTは限定的)

 【科学的信頼度】★★★☆☆(ヒトのポジティブ気分改善は示唆されるが、うつ病患者での厳密なRCTは不足)

 

🔍 科学的信頼度の目安

  ★★★★★:ヒト臨床試験での再現性が高く、複数の研究で支持されている

  ★★★★☆:動物実験やin vitro研究で強い支持があり、伝統的使用とも一致

  ★★★☆☆:基礎研究や伝統的使用に基づくが、ヒト試験は限定的

  ★★☆☆☆:初期研究段階、または伝統的使用に基づく仮説レベル

  ★☆☆☆☆:エビデンスが乏しい、または一部の報告に限られる

 

 

🏡 使用シーンと暮らしへの提案

  • 仕事や家事の合間に気分をリセットしたいとき
    【使用例】ディフューザーで芳香浴、ティッシュやハンカチに1滴垂らして吸入
    【期待される作用】酢酸リナリル・リモネンによるリラックスと気分高揚

  • 人前で話す・試験前など緊張をほぐしたいとき
    【使用例】携帯用アロマスプレーを軽く吸入
    【期待される作用】酢酸リナリル・リナロールによる情緒安定、緊張緩和

  • 夜のくつろぎタイムに
    【使用例】枕元に淡く香らせる、寝具に軽く香らせる
    【期待される作用】酢酸リナリル・リナロールによる副交感神経活性化、安眠促進

  • 空気をすっきりと保ちたいとき
    【使用例】ルームスプレー、アロマディフューザーでの空間芳香
    【期待される作用】リモネン・γ-テルピネンによる抗菌・空気清浄効果

  • スキンケアで肌を整えたいとき(夜間・低濃度のみ)
    【使用例】キャリアオイルで0.5%以下に希釈し、部分的に塗布
    【期待される作用】酢酸リナリルによる皮膚調整作用

 

🔔 使用上の注意

  • 光毒性成分(ベルガプテン)を含むため、皮膚塗布後12時間は紫外線を避ける。

  • 妊娠中・授乳中・乳幼児への使用は、必ず専門家に相談。

  • 高濃度使用は頭痛や吐き気を招く恐れがあるため、低濃度での使用を推奨。

  • 原液塗布は避け、必ず希釈して使用(推奨濃度:0.5〜1%未満)。

  • 皮膚が敏感な方はパッチテストを行うこと。

 

※本ページは学術情報に基づく一般的なアロマセラピー情報です。医薬的効能の断定や診断・治療の代替を意図しません。疾患や服薬中の方、妊娠・授乳中、乳幼児・高齢者への使用は、必ず専門家の助言を得てください。

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